フェアリーS【直前関係者情報】
2020年を迎えて、はや2週目。
フェアリーSはチャンスレース。
フェアリーSは、とにかく荒れています。
過去10年の勝ち馬を見ても、1~3番人気が6勝していますが、ふた桁人気の馬が4勝もしている。
そして2着には6番人気以上の伏兵馬が6度も。
その結果、3連単の配当は過去10年すべてが万馬券。
2度の50万円超えを含めて、10万円以上の高配当が5度も登場している。
つまり、2年に一度は、高額配当をつかむチャンス!
では、フェアリーS【直前関係者情報】を確認してみましょう。
スマイルカナ
近親に香港Cや仏G1を勝利したエイシンヒカリがいる良血馬。
母のエイシンクールディは中央のダートオープンで3勝し、地方の重賞級でも活躍した。
きょうだいでデビューできたのはこの馬だけ。
無事にセレクトセールで取引されデビューに至り、2勝を挙げて重賞のこの舞台で主力の一頭として注目を浴びている。
小柄だがスピードがあり、勝負根性もあるところはエイシンヒカリに類似。
敗戦した前々走から明らかにレベルアップしている。
ウィーンソナタ
エスケンデレヤ産駒は現3歳が初年度。
勝ち上がりの頭数は本馬を入れて2頭だけで、産駒の落札価格に対して、決して期待値は高くない。
新馬戦のダート1200mは期待させる勝ちっぷりだったものの、それ以降は成長が見られず時計面でも頭打ち。
芝で一変に期待…という話になるものではない。
ソーユーフォリア
デビュー戦、折り返しの未勝利戦と、2戦連続で上がり33秒台をマーク。
エピファネイア産駒にしてはスピード性能に優れ、それでいて体力にも長けている。
前走の敗戦は、ペースが緩まったところで少し引っ掛かってしまったことが原因。
勝負所でも立ち位置が悪く、窮屈な競馬になってしまった。
前走の結果が本馬の実力で無いことは確か。
ダイワクンナナ
ダイワスカーレットの子は過去に6頭誕生しているが未だ重賞勝ち馬が出ていない。
どの子も、勝ち上がりは素晴らしいのに、使って成長せず、むしろ性能が低下する傾向がある。
本馬はどうか。
坂路で時計が出ているようだが、速い時計の本数が多すぎることに一抹の不安を覚える。
ポレンティア
札幌デビュー。
初戦から別次元の走りを披露し、現3歳世代のレベルの高さをアピールした。
そこからすぐに放牧に出されて、今回は5か月ぶりの競馬となる。
今週の追い切りは軽めに終始。先週と今週月曜日に優秀な時計で追い切られているので心配ご無用。
時計だけを見れば古馬オープンにも匹敵するレベルだ。
セイウンヴィーナス
新馬戦では芝1400mで勝ち馬から1秒4も離されて敗戦。
折り返しの未勝利戦は、稀に見る低レベルで、鞍上の勢いと減量1kg分が生きた形で勝ち星を拾った。
前走は11番人気ながら勝ち馬からコンマ4秒差の6着に健闘。使いつつ地力を高めてきているのは確か。
ペコリーノロマーノ
結果的にハイレベル戦となったファンタジーSで敗れはしたものの、次走に臨んだつわぶき賞では有能な人気馬たちをなぎ倒した。
なにせ左回りの立ち回りが完璧。
ゴール前で左手前に切り替えると、またさらに脚の回転がアップし後続を突き放す。
競走レベルは相当高い。
ガサは無いが筋肉量は豊富。1ハロン延長でもこのコースなら対応してきそうだ。
チェーンオブラブ
ハーツクライ産駒らしくコンパクトでキレのあるタイプ。
前走はスローペースを最後方から進め、最速の上がりで4着まで追い上げた。
この内容から、ハイレベルな短距離質のスピードを搭載していることが分かる。
しかしその速いピッチとストライドの幅から1600mは少し長いように思われる。
ベストは1200mだろうか。
ウインドラブリーナ
416kgの小柄な牝馬。
馬力は無いが無駄も無い分軽快で、ゲートを上手く出て、すっと好位に取り付ける器用なタイプ。
3戦目となった前走は、外を回らされる厳しい展開になりながらも直線でもう一段弾けて、残り200mで先頭に立ち、後続の追撃を振り切って先頭でゴールを駆け抜けた。
レースセンスは高い。
シャインガーネット
オルフェーヴル産駒にしては比較的おしとやか。
しかし馬体はお世辞にも見栄えのするタイプとはいえない。
前走の内容は時計が出やすい状況においてのもので、レベルが高いと言えるものではなく、連勝中で名手に乗り替わりと字面は良いが、どこまで良血馬に迫られるか…。
アヌラーダプラ
母の母はシンハリーズ。
5戦4勝2着1回で引退したオークス馬シンハライトを近親に持つ良血馬。
新馬戦は他馬を子供扱いにし、スタートからゴールまで持ったままで勝利。
勝ち時計はほとんど意味をなさないレベルだ。距離短縮で臨んだ2戦目は、揉まれにくい後方に位置取り直線勝負に。
残り400m付近で追い出すとグンと加速し、先頭に併せる間もなく一気に抜き去ってゴール。
これでまた一つ武器が増えた。
フルートフルデイズ
すでに6戦を消化。夏の小倉で勝ち上がってからクラスの壁に阻まれ見所の無い競馬が続いている。
筋肉量に乏しく基礎の運動能力が未勝利レベル。
勝ち上がれたのは、スピードを必要としない馬場状態であったからだろう。
減量もなにも適用されないこの条件での好走は非常に難しい。
メイプルプレゼント
札幌芝1200mでデビューし、札幌開催中の3戦目に未勝利を卒業。
札幌最終の未勝利戦で、出走馬のほとんどが北海道ローテーション組。
よってメンバーレベルは相当低く、レース内容から目ぼしい収穫はない。
前走のオープン競走でも、ゲートを出て回ってきただけ。
追い切りの内容からもとくに成長は伺えない。
カインドリー
皐月賞馬エポカドーロの半妹。
新馬戦では5番人気と低めの支持でありながらも、抜群のスタートを切ってそのままハナに立ち、後続を振り切り快勝。
直線でもモタレるなど、気難しい一面をみせるも、ゴール前で迫られてさらに突き放す勝負根性はさすがの血筋。
前走はテンのポジション争いでもたつき、自分の競馬ができなかった。
ニシノステラ
デビューはダート1200m。
外枠からポンとゲートを出てハナに立ち、スムーズに立ち回って逃げ切り勝ち。
後続は何もできないまま差を広げられるだけで、まさにニシノステラの独壇場となった。
質的にはダートの短距離がベストとは思えず、芝でも十分やれる柔らかみをもっている。
とはいえ、ここは家賃が高すぎる。
ハローキャンディ
マジェスティックウォリアー産駒といえば、ベストウォーリア(G1南部杯)がその代表格。
その下がエアアルマスということから、本質はダート血統ということになる。
本馬の勝ち上がりは芝となったが、馬体の基礎部分をみるとやはりダートのほうがあっていそうだ。
追い切りは3頭併せの内。
ラスト重点でも余裕のある走り。デキは悪くないはず。
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